国際看護師の日
5月12日は国際看護師の日です。
5月12日は近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなみ、国際看護師協会が1965年から国際看護師の日に制定しました。
「ナイチンゲール」と聞くと皆さんはどのような印象を思い描くでしょうか?
ナイチンゲールが産まれた1800年代、病院は形態を成さない下層階級の病人が集う不潔な場所であり、看護師は専門知識のいらないただの御手伝い・お世話係の様な物で下層階級の無教養な女性がする仕事でした。
そんな中、看護の仕事を志したナイチンゲールは家族の大反対を押し切り31歳で看護の勉強を始めたのです。
1854年、ナイチンゲールは英国人の24人のシスターと10人の志願看護婦とともにクリミア戦争下のイスタンブールの野戦病院に赴きます。しかし、すべからく男社会の当時、一行はお嬢様たちのお遊びと馬鹿にされて軍医や軍からも歓迎されず、看護の業務につかせてもらえませんでした。
野戦病院での傷病兵は不潔な病院の床にそのまま寝かされ、戦場で生き残っても傷ではなく感染症で命を落とすような悲惨さ。ナイチンゲールはそうした状況をなくそうと、まず看護の業務につけなくても掃除や食事など衛生状態の改善に軍医や軍と対峙しながら務めたのです。この尽力により病院の状態が改善されたことが受け入れられ、またちょうど戦闘が激化し傷病兵の数が多くなったことからナイチンゲール一行は看護にあたることが出来るようになりました。
現在では当たり前になっている、毎日包帯を替えることや病人に合わせて料理人が作った料理を提供すること。一人一台の寝台。病院内のナースコールやナースステーション、病床の配置など病院建築の形体を考案したのもナイチンゲールです。
また、ナイチンゲール症候群という言葉は、物質的な見返りを求めない看護師としてのやりがいと結び付けられることもありますが、ナイチンゲール自身は「犠牲なき献身こそ真の奉仕」との理念を持ち、自己犠牲的精神のみに頼ったボランティアによる援助活動に反対する立場を取っていました。そのため、彼女は赤十字活動にも関与していません。
当たり前の事を当たり前とせず、あきらめず、粘り強く自らの信念に基づき行動するナイチンゲールに心揺さぶられずにはいられません。
皆さんの「ナイチンゲール」はどんなナイチンゲールでしょうか?
参考;Wikipedia、https://turkish.jp/(トルコ旅行・ツアーブログ/トルコ旅行記)「ナイチンゲール/おもしろくてやくにたつ子どもの伝記」ポプラ社/早野美智代文(子ども向けですが巻末のものしりガイドが面白かったです)
#看護に光を#看護の危機#武器よりケア#看護崩壊
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